ソフトウェア開発の今後

2007年 10月 20日

今後数年間のソフトウェア開発の主流について Read/WriteWeb が “ The Future of Software Development ” という記事にまとめている。伝達能力に優れた英語の特性を活かしたウォーターフォール方式と海外発注によるソフトウェア開発が数年前の主流であったことは間違いがない。日本でも今尚その型を追いかけている企業があるだろう。しかしウェブがプラットフォームとなりつつある今、Google を例にするとよく理解できることではあるけれども、結論としてこう締めくくられていることがとても興味深かった。

Craftsmanship has finally come to software engineering!

日本の過去のソフトウェア開発の分野では、”職人芸、あるいはブラックボックスの悲劇(1/3) - @IT MONOist” にまとめられているように「職人気質」が弊害となっていたことはよく知られているが、今後その必要性が大きくなってくるというのだ。

ところが、減算法で思考する東洋人的な発想では納得せざるを得ないこの鋭い指摘に気分が一転した。
「日本は引き算」だからできること – 思索の副作用 – Tech-On!

そうかと、ふと気付いた。「日本はソフトが弱い」とかよく言われる。それは間違いで、この「大雑把なものを出して後から改修を重ねていく」という方法が、日本の「ものづくり気質」に合わないのではないか。「何かそれって卑怯じゃない?」と感じてしまい、なかなか実践できないのではと思うのである。ひどく簡単に言えば「性格的に向いてない」のではと。

東洋人が議論下手なのは、主題の一側面を否定されると人生観全てを否定される感情に駆られるからだと聞いたことがあるが、今度はそのような妙な完璧主義がソフトウェア開発の弊害になっているとは面白い。普段あまり意識することがない根付いている宗教観や風土から民族の特性を考えることができるのは楽しいのだが、これで飯を食べている身としてはまた一つ迷いが増えるというものだ。

Dave’s Blog: 日本にシリコンバレーを作るには
神風を起こして気候を変えるしかないだろうか。。。(まさかの人任せ)

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