Archive for 1月, 2008

Way to LHA/LZH decompression on Leopard

2008年 1月 17日 Published by under 未分類

クリーン・インストールした Leopard を使って困ったこと、それは LHA/LZH の解凍ができないことだ。

MacLHAはMac OS Xにネイティブ対応していないことと、Finderがzip圧縮に対応したため、ユーザは他のソフトウェアに移行している。Mac OS Xで万一このファイルに出会った場合はMacBinaryデコーダを用意するかHappyLHAというソフトウェアを使用すると良い。

iChat で友人に HappyLHA が良いと聞いたが、アイコンを見て飛びつかないと決めた。次に、Leopard からの機能 “Quick Look” のプラグインで書庫の内容を表示するという面白いソフト Archive QuickLook Plugin “Archive.qlgenerator” を使ってみた。

確信犯的にファイルをダブルクリックしてみるも、予想通り怒られた。

これはソフトを入れるしかないか。。。と半分諦めかけていたところ、Microsoft が OS の正規ユーザー向けの無料特典サービスとして “Microsoft 圧縮 (LZH 形式) フォルダ” を公開していることを見つけた。

Microsoft 圧縮 (LZH 形式) フォルダは、エクスプローラ上で LZH 形式で圧縮されたファイルの表示や展開を行なう Microsoft Windows XP 用のアドオンです。圧縮 (zip 形式) フォルダと同じ操作性が提供されるため、親しみやす簡単に使用することができます。

ここで、無料で且つ余計なソフトをインストールすることなく、LHA/LZH の解凍に成功することができるのは Intel チップ搭載マックの強みだ。Boot Camp でも、Parallels でも Gmail を経由した Windows XP で解凍したファイルを OS X に送れば良い。具体的には後者を選択したが、これが時間的にも最短であろう。両方の OS がデスクトップを共有しているため、ファイル操作に全くストレスがない。

Re: 曖昧な位置づけによる「G4 Cubeの失敗」

2008年 1月 15日 Published by under 未分類

明日は Macworld Expo だということもあって Apple 関連のニュースが盛んになってくるこの時期が楽しいのは間違いがないが、日本語メディアによる記事 “明と暗、ふたつの顔を持つカリスマ「スティーブ・ジョブズ」の記録” より、「G4 Cubeの失敗」の原因と結果について考えようと思う。

当時のアップル製品のラインアップにおけるG4 Cubeの位置づけは、エントリーモデルの一体型iMacと、プロ向けモデルのモジュラー型Power Mac G4の中間的な存在であり、一言で表すならば「iMacのシンプルさとPower Mac G4のパワーを併せ持つマシン」だった。

G4 Cube の存在を二次元的に考えると少し語弊が生じるかもしれない、と感じたのはその価格設定だ。【Mac World NY】G4 Cube 450MHzの国内価格は19万8000円 – ニュース – nikkei BPnet によると、

Power Mac G4 Cube(450MHz) 19万8000円、8月中旬
Power Mac G4 Cube(500MHz) 27万8000円、8月中旬、Apple Storeのみ

価格はエントリーモデルで Power Mac G4 400MHz と同額である。

これは三次元的に考えると、つまり新しい製品ラインナップの登場を意味すると見なすべきではないだうか。20th Anniversary Macintosh や現在の Mac mini も同系統として持つ “ホーム” という性格が適当だと考える。

Apple Cinema Display 22インチフラットパネルモデル 49万8000円、8月下旬

余談ではあるが、この時購入したのはこれ。一回の修理を経て現在テレビモニタとして活躍している。(ネットバブルに感謝)

しかし、そこに落とし穴があった。確かにG4 Cubeは、美しく素晴らしいマシンだったが、一般コンシューマーにとってはPower Mac並みに高価で、プロにとってはiMacのように拡張性に乏しい製品として認識されてしまったのだ。その結果、iMacとPower Mac G4は売れ続けたが、G4 Cubeの販売は奮わず、約1年で生産中止の憂き目に遭う。

さて、位置付けを認識した結果というよりは、生産中止となった根本的な要因として “Macintosh トラブルニュース” がまとめているような、製品自体や各部品の設計ミスや不良が多発していることが挙げられる。(2chの “G4Cubeトラブル続出!” も面白い。)
また、”今年は何が出る?:Macworld Expoの会場で驚いた3つのこと (3/3) – ITmedia +D PC USER” で林信行氏が伝えている、

もしこの中のウワサの1つが真実だとしたら、スティーブ・ジョブズ氏がへそを曲げて発表しない、あるいは発表のタイミングをずらすということもやりかねない(これは冗談ではない)。例えば以前、Power Mac G4 Cubeという新製品の発表時、グラフィックスカードメーカーの重役が同製品の情報を事前リークしてしまった。このことに腹を立てたジョブズは、製品発表の前日に、会場に展示予定だったすべてのPower Mac G4 Cubeのビデオカードを替えたという事件もあったほどだ。

このようなことも影響しているのかもしれない。
丁度この頃から、”ソニー・タイマー” と対峙して Apple の初期ロットの不良について意識をするようになっていたと懐かしく思う。

このときの失敗から、ジョブズは、どんなに内容的に優れていても位置付けの曖昧な製品は市場に受け入れられないという教訓を得た。それ以来、アップルは、自社製品同士で競合することがないように、個々の製品の性格付けを一層明確に行なうようになったのである。

この性格付けも具体的には価格設定と言える。チップの性能と時代が反映されるのは仕方ないことだが、仕様の差自体の距離感に違いを感じることは少ない。iMac を基準にした価格は上にも下にも広がったが、この時既に “ホーム” という製品コンセプトを考え iPod の布石とも言える製品を投入した Apple は流石だな、と思う。

Re: J-CASTニュース : 「浦和レッズサポーター」の応援 有名スポーツライターが酷評

2008年 1月 13日 Published by under 未分類

以前話題にした 梅田流で言う “ファン進化論” のような議論が、スポーツライターの金子達仁氏の発言により再燃しそうなところだ。

J-CASTニュース : 「浦和レッズサポーター」の応援 有名スポーツライターが酷評
結局この試合は、0-1で浦和レッズは破れ、ACミランはその後の決勝でも勝利し、クラブチームの「世界一」に輝いている。また、「浦和レッズサポーター」についての報道も好意的なものがほとんどで、例えば07年12月22日付け読売新聞(夕刊)の浦和担当記者が書いた記事では、

「熱狂的なサポーターを持つクラブと言えば、ボカジュニアーズ(アルゼンチン)やリバプール(イングランド)が思い浮かぶ。浦和も負けてはいないはず」

と、「浦和の応援は世界レベル」とも言わんばかりの評価をしている。

大衆紙で且つサッカー界で我流のスタイルを目指すのであれば、浦和の応援団とその応援の姿勢を世界レベルと伝える判断で書いても良いだろう。

「試合の空気を読んでほしい、と強く言いたい。0-1で負けていて、残り時間はどんどん少なくなっていく。でも、0-0の時と変わらずに歌っているわけですよ。同じ応援歌がタイムアップという絶望の瞬間にもスタジアムに鳴り響いている。こんなスタジアムでは日本のクラブは勝てないな、と思いましたね」

続いて金子氏の意見であるが、”KY” という流行語を他者に向けて使うことは伝達手段に於いて好ましい方法では無いといことは先の投稿を参照して頂きたいし、”空気” というのは余りに抽象論に偏るのでここでは “試合の展開や局面” と言い換えることを提案したい。また、ファンの応援が前提にあってチームが勝てない、という理論には少し強引さを感じる。

サッカーチーム(という企業)がその業界の中で高い競争力を維持していくには、直接的でも媒体を使った間接的でも、次の3つの共同体の意思伝達が双方向で行われていることが必要となる。

  • チーム(制作現場)
  • フロント(経営陣)
  • ファン(顧客)

私は過去の投稿でこう述べたが、現実として浦和は日本国内やアジアで勝っているのだ。この応援の姿勢であっても、欧州とは別の様式であってもアジアでは勝つことができる。そういう意味で “我流のスタイルを目指すのであれば” という条件付きで世界レベルと言っても良いかもしれないが、あくまでチームがサッカー先進国と肩を並べて勝負できる状態が今後必要となる。しかし、チームの戦術はドイツ気触れ、ファンの応援様式は南米気触れ、経営は日本企業式ということでは三者の意思が通いあっているとは言い難いだろう。(しつこいようだが、この状態でもアジアまでは勝てる。)

「浦和サポの何を知ってるというのか…。欧州かぶれなんだよ、金子氏は。理解できない」
「なぜ何でもかんでも、欧州が良いと決めてしまうその基準が理解出来ない。否定する事は簡単。ならどうするべきか?具体策まで書かないと納得は出来ないですね」
「日本のオリジナリティだとしたら、それを欧州に合わせる必要がどこにあるのだろうか。オリジナリティこそ我々のプライドだろ」
「ほんとこいつの欧州かぶれがむかつく!!!」

最後に盲目的に信仰されている方の意見であるが、ジャーナリストにも関わらず NG ワードを使ってしまい、否定的感情論の世界のドアを叩いた金子氏は(これも抽象的な)”欧州かぶれ” と呼ばれることになってしまった。ぜひ今年は “欧米か!” と並んで流行語を争ってほしいと思う一方、サッカーの起源が欧州なことを考えても彼らが悪意の表現として “かぶれ” と言ってしまうことはなんら不思議ではない。つまり、サッカーの歴史的、文化的価値に興味が薄いのだ。(決してこの姿勢を否定している訳ではない。)

ところで、何故アジアの中で日本や韓国の政治家はネクタイをしているのだろうか、とAEAN会議を見て考えたことはあるだろうか?これを “かぶれ” ると並べることには少し乱暴で抵抗を感じるかもしれないが、サッカーという言語の使用設計をしてきた欧州に対して敬意を示している、と考えると “かぶれ” と呼ばれても心地が悪くならない。

少し話は逸れるが、”かぶれ” るという言葉の変換の候補が面白かった。

  • 冠れる
    Google では「冠ることができる」という意味が多く、選択+コマンド+D+Ctrl の辞書、SPACE ALCにも該当文書がない。
  • 被れる
    Google では「帽子をかぶる」という意味が多く、他は同上。
  • 気触れる
    Google では、Yahoo!辞書 – かぶれる【気触れる】がトップヒット。欧州に侵されている、という考えはあながち間違いではないだろう。

最後にもう一つ、”クラブワールドカップ ミラン戦の浦和サポーターの応援態度について – Yahoo!知恵袋” にて面白い記事を見つけた。もし、日韓戦やブラジル対アルゼンチン、あるいはイタリア対フランスのようなナショナリズムを含むのであれば、相手選手全員にブーイングをすべきなのだが、有名選手のみに反応してしまうのは “lowbrows” あるいは “groupie” と表現されても文句は言えない。

ナショナリズムと言えば、サッカー愛好家のお笑い芸人が「日本国民全員で浦和を応援しよう」と(自局のヨイショかもしれない)言っていたそうなのだが、
サッカー浦和、健闘?完敗? ミラン応援日本人「けしからん」か:スッキリ!!:J-CAST テレビウォッチ

「(ミランに対し)完全アウェーにしてやりたかったですけど」「日本でやってんですから」

それは丁度タイミング良く公開されていた杉山茂樹氏のこのコラムを参考にしてほしい。
[チャンピオンズリーグの真髄] 〔第57回〕クラブに対する“ナショナリズム”。 – goo スポーツ:NumberWeb -

それこそがチャンピオンズリーグの真髄である。そしてクラブW杯は、その文化の延長線上にある。「4年に1度のW杯」と同じノリで、「浦和レッズを応援しない日本人は非国民」と言い出す人と、クラブW杯との相性は、本来、滅茶苦茶悪い。「それ(代表)はそれ、これ(クラブ)はこれ」と区別すべき、まったく別物なのだ。そして「これ」を認めなければ、Jリーグは発展していかない。

日本の場合、媒体となるべきジャーナリストとテレビのサッカーに対する意識と姿勢が対局に在り過ぎて新しいファンが混乱してしまうのは避けられない状態となっているようだ。Jリーグ版 “Controcampo” のような企画が成り立つのはいつの日だろうか。

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