体験を伝えてその価値を共有する

2009年 7月 11日

WordPress の管理画面を使っているとリッチインターネットアプリケーションという言葉が常用の利用に耐え得る、というかストレスなく使えることを目指し実用性と共に定着しつつあることを感じつつも、それらの体験とその価値を把握できない人に伝えるということは本当に難しいと感じることがある。ここで言う「ストレスなく」というのは、具体的に「手数を少なく」作業時間を減らすということを定義し目的としている。

先日ある業務管理アプリケーションの設計を検討する機会があったのだが、その中で「保存ボタン」を押した際の挙動として次のようなものがあった。

押下後、「上書きする」のか「別名で保存する」のか選択可。

単純にコマンドを2つ並べた方が良いですよと提案したいのは、ボタンを押してから保存する目的のために必ず最低1手増えることになるからだ。そしてそれが利用者のストレスになり、使われなくなるか、あるいは予算内での修正が入ることになる。その結果デスマを迎えたり「あの開発者使えないなあ」と自分の設計でもないのに言われる羽目になることだろう。また、より洗練されたUIを持つ管理アプリを使う競合他社の先を行くことは困難を極めるだろう。

しかし手数をかけない体験の素晴らしさについて説明するのは、目の前にPCを持ってきて挙動を見せるより随分難しい。なぜならそこには時間経過と共に体験をしなければ相手に分かってもらえないからである。一手くらいと思われても、それが業務アプリであればなおさらのことだ。(しかもそれが内部工数管理だというオチも付いている。)

「時は金也とも言いますし」と設計の変更をお願いしたいところなのだが、理解してもらえない板挟みになるので様子を伺うことにした。

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