優勝記念セール開催

2009年 7月 21日

毎年モナコにあるカジノ、モンテカルロで開催されているバックギャモンの世界大会において日本から参加している望月プロが優勝した。現在開発している iPhone ソフトウェアに対し彼から多くの助言を頂いていることもあり(この肯定的な流れに便乗してw)記念としてポジションカードソフトを半額にした。開発日数から計算すると既に回収できているので無料で提供しても良いのだが、開発の速度や姿勢に斑が生じそうなのでご了承頂きたい。

ただ強い人ならいくらでもいます。頭のいい人がSnowieやGNUで時間を投資すればある程度のプレイヤーになることはいくらでも可能でしょう。しかし、彼はバックギャモンというゲームそのものに影響を与え、人間の素晴らしさを伝えられる人です。

引用元: モナコへ – Mochy’s Backgammon Today.

彼の昨年の投稿になるが、引用されているようにバックギャモンというゲームはコンピュータによる解析と数冊の良書があれば短時間で基礎が身に付き、上級者と言われる部類のプレーヤーになるのはさほど難しいことではない。これは将棋の羽生氏の言葉「インターネットの普及がもたらした学習の高速道路と大渋滞」にも代弁されていることであり、開発しているソフトウェアはその手助けになることを目的としている。

一方、バックギャモンという起源が古く、また規則作りが巧いアングロサクソン民族によって発展したゲームをしていると、その単純さ故に数をこなせばこなす程、その奥の深さを楽しむことができる。個人的に勝負事は幼少の頃から歴史的には同系列と思われるサッカーをしていたのだが、先にバックギャモンから局面を読む力や戦術の考え方を学んでいたらと思う事が少なくない。

実際に例えば、実生活に応用していることとして他者との会話がある。特に子供が保育園に行くようになり外交が増えてくると、面識はあっても属性情報が少ない相手と話す機会が増えるのだが、このような状況において「会話」や「社交」という行為は、即興で相手の意識との均衡を保つことであるということに気が付いた。これはバックギャモンゲーム、特に「オープニング」や「ホールディング」という局面に近いものを感じるし、同じように日本にも「勝とうと思うと負け」といった教訓があり、また「自然体」という構えもあるが、いずれにせよ、相手との距離感を中立に均衡を保つことが重要であるという教えには変わりがない。

さらにこのゲームの面白いと思うところは、上述したような機会を引き起こすものとしてさいころの目が絡んでくるものだから、様々な局面でお互いの優位性というか温度差というか、相手とのやり取りに於ける流れや方向性が、遠く予測困難な元で決定されることだ。そして、そこから判断の早さや的確さが必要で、与えられた状況に不満を言う暇などなく、最善の手を尽くすことで次の自分の立ち位置を決定する、この一連のやりとりはまさに人生そのものであると思う。

“You cannot plan innovation. You cannot plan invention. All you can do is try very hard to be at the right place and be ready.”

引用元: カーネギーメロン大学におけるEric Schmidtのスピーチ(動画あり) .

Google CEO の Eric Schmidt 氏の言葉からも大渋滞を乗り越えるには、とても簡単な意識を維持し続けるだけで良いことが分かる。実際はそれが難しいことなのだが、コネや財産など非論理的な要素と無関係に実力に応じてやりたい事を能動的に決定できる、随分と良い世界になってきた気がする。

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