前の投稿で次のように Safari ブラウザのフルスクリーン機能の是非とウェブアプリの扱いについて懸念していたんだけど、全くの杞憂に終わってしまったことが早速分かった。
それでも問題も幾つかあって、iPhoto をフルスクリーンにして違う操作スペースで作業している時に iOS 機器を接続するとその操作スペースに割り込んで固まってしまうことや、今後ウェブアプリを常用/常駐させる機会が増えてくることが予想されるのだけど、そうすると Safari ブラウザをフルスクリーンにして操作スペースを作ると手順3にある「アプリケーションの切り替えで、アプリケーションウィンドウが開いている操作スペースに移動」設定が有効にならない。前者は単にバグだとしても、後者は Safari ブラウザにフルスクリーン機能は不要なんじゃないかなあ、と思ったり、Apple が今後どう折り合いを付けてくるのか、どのような使い方を提唱してくるのか、(さほど期待はしないけどw)楽しみでもある。
引用元: hkitago software development » SpacesからMission Controlへ移行する.
こうなると Dashboard の役割が分担され、Mission Control に統合された経緯も明確に見えてくる。iOS のバグについて Apple とやり取りしてた時は「こいつらアホか!」と思っていたんだけど、やっぱりずっと上を行ってたね。開発に精進します。
Mac OS X 10.6 Snow Leopard から搭載された、作業スペース単位での仮想デスクトップ機能だった Spaces が OS X 10.7 Lion になって Exposé と統合し Mission Control という名称になったのだけど、スペースを手動で並べ替えることができなかったりと使用感を前バージョンから引き継ぐとあまり勝手が良くない。
そこでしばし模索してみた結果、トラックパッドのジェスチャーと併せて次のような設定にした。
- まず「システム環境設定>トラックパッド」から、「ポイントとクリック」で3本指ドラッグのチェックを入れる。
- そうすると、「その他のジェスチャ」で「フルスクリーンアプリケーション間をスワイプ」や「Mission Control」、「アプリケーション Exposé」といった、初期設定が3本指になっているものが4本指に自動的に設定される。(3本指ドラッグはあまり使わないのだろうけど、混乱を防ぐためにそれぞれ指の本数、特に4本指による動作を固定化した。)
- 次に、「システム環境設定> Mission Control」から、「最新の使用状況に基づいて操作スペースを自動的に並べ替える」と「アプリケーションの切り替えで、アプリケーションウィンドウが開いている操作スペースに移動」の両方にチェックを入れる。(先頭にあるダッシュボードについてはお好みで、ということになるけど新機能ということもあるしジェスチャで簡単に呼び出せるのでチェックを入れておいた。)
- 最後に、Mail や iCal、iTunes といった常用しつつフルスクリーンに対応しているアプリケーションをフルスクリーンにして起動しておく。

これで Dashboard の右隣にあるデスクトップ操作スペース(後述するけれども、複数のアプリケーションを持つ「作業スペース」とは呼ばないことに注意!)をフルスクリーンに対応していないアプリケーションを置いたり基本的に使う場所とし、左手で「コマンド+タブ」というアプリケーション・スイッチャーのキーボード・ショートカットを使うと、右手でトラックパッドの4本指による操作スペースの移動がほぼ一回だけの左右スワイプ操作で済んでしまうことになる。
またフルスクリーンアプリが配置されているスペースは無視されるのだけど、その雑務的に使う「デスクトップ(数字)」と表示されている部分は、従来の Spaces にもあった「コントロール+(数字)」のキーボード・ショートカットが有効だ。
これは単に考え方というか捉え方の問題になるのだけど、実は Mission Control という名称は iOS のホームボタンのダブルタップで使う、アプリケーション・スイッチと同じ概念で接すると分かりやすいのだと思う。上述したように 10.6 時代の Spaces は、複数のアプリケーションをある一つの仮想デスクトップにまとめて置く「作業」という意味合いがあったのだろうけど、1つのアプリを1つの画面にフルスクリーンで配置し必要に応じて移動する「操作」という意味で捉えるとより円滑にこの Lion の新機能に移行できると思う。
それでも問題も幾つかあって、iPhoto をフルスクリーンにして違う操作スペースで作業している時に iOS 機器を接続するとその操作スペースに割り込んで固まってしまうことや、今後ウェブアプリを常用/常駐させる機会が増えてくることが予想されるのだけど、そうすると Safari ブラウザをフルスクリーンにして操作スペースを作ると手順3にある「アプリケーションの切り替えで、アプリケーションウィンドウが開いている操作スペースに移動」設定が有効にならない。前者は単にバグだとしても、後者は Safari ブラウザにフルスクリーン機能は不要なんじゃないかなあ、と思ったり、Apple が今後どう折り合いを付けてくるのか、どのような使い方を提唱してくるのか、(さほど期待はしないけどw)楽しみでもある。
更新(7月28日):手順2で書いていたあまり使わないだろうなあと思っていた3本指のドラッグなんだけど、「その他のジェスチャ」トラックパッド環境設定で初期値では2本指になっている「ページ間をスワイプ」を3本指に割り当てると Reeder のジェスチャ機能が復活した。もちろん3本指のドラッグは自動的に外れるし、Safari や iCal で見受けられる2本指の戻る/進むアニメーションも良い感じだったんだけど Reeder のジェスチャや iPhoto の戻る/進む操作を含めて Snow Leopard 時代に近いジェスチャ操作感が戻り、最終的にはこのような設定になった。めでたしめでたし。

更新1(7月29日):更にこんな問題を発見。開発者向けには既に 10.7.2 まで配布されているので次のアップデートでは直ってると期待してバグ報告はしなかった。
Mission Controlはだいぶ慣れてきたけど、フルスクリーンアプリを並べた後に+ボタンで新しいスペースを作るとツールバーが消える問題を発見。
本家ライフハッカーさんの “Top 10 Secret Features in Mac OS X Lion” という OS X Lion のあまり知られていない新機能についての記事から、Leopard 時代からあった辞書を呼び出す「コマンド+コントロール+D」というショートカットがジェスチャーに対応したそうです。
実際には、調べたい文字の上にマウスカーソルを乗せて三本指でダブルタップすることで従来のようにポップアップする辞書が表示されるということですが、日本語は単語がスペースで区切られている英語とは違い、直接ダブルタップしてしまうと意図しない部分が選択されてしまうことがあるので、一旦検索語を選択状態にした後にダブルタップする方が確実な場合があります。(例えば「日本語」を検索しようと、単語の上でダブルタップしてみると「日本」だけになったり「語」だけが対象になったり…)
このように OS レベルではさらに簡単に辞書を呼び出せるようになった訳なんですが、Safari ブラウザから辞書を利用する場合は dict:// スキーマを利用したブックマークレットを使うことも未だ健在です。(参考:hkitago software development » Apple Dictionary Bookmarklet Safari ブラウザはブックマークバーの左側から順に1から9つまでの「コマンド+数字」のショートカットが割り当てられるので、右手のマウス操作と左手のキー操作の方が少しだけ作業が早い気がする。)
最後に OS X Lion は、Spaces 時代には可能だった作業スペース番号を任意に配置できないといった Mission Control の微妙な使い難さもあったり、それでも三本指スワイプで作業スペースを iOS のように移動できる便利さに感銘を受けたりしているのですが、何といっても直前に開催されていた Apple Store のローンキャンペーンでハードの買い替えを検討していたものの、3.33 GHz Core 2 Duo を搭載した Late 2009 型の iMac でも快適さを確保できているのが喜ばしいところ。
更新: システム環境設定>トラックパッドに「三本指で調べる」があることを教えて頂きました。感謝!
