OS X 10.8 のメモ(Notes)アプリのワークフローを以前書いたのだけど、メールアプリ内に存在していた時からウェブページに代表されるスタイルの付いたメモの行間がうまく制御できない不満があった。
例えばこのようなメモをあるレシピサイトから作成したと仮定して、
表題となっている一行目の直下に改行を挿入すべく return キーを入れると行間が妙に広がってしまう。カーソルの位置から考えても段落以上の空きがあるように見える。
ここで試しに delete キーを入れてもうまく詰まらない。
ところが最初の状態で ctrl + return キーを組み合わせると奇麗に改行が行えることを発見。
ワークフロー開発時に参照していた文書で、メモアプリは内部で HTML を使ってスタイルを表現していることを知っていたことに加えて、WordPress なんかにも採用されている TinyMCE というリッチテキストエディタでは Shift + return で改行を表現する(return だけでは段落になる)ことから、幾つかキーの組み合わせを試してみたところ偶然うまくいったというところです。
数年来の疑問が解けスッキリした一方で、iOS では ctrl キーが無いために同様の問題が潜在的に残っています。この辺りは他のアプリを見ても機能的に出来ることが、モバイル<デスクトップという図式を維持しているので仕方のないところでしょうか。
参照: