Googleファミリーリンクで子供の端末を制御する

昨年、安価な子供の位置情報確認方法について書いたのですが、iOS のようなペアレンタルコントロール機能が Android には無いので、アプリを無効化しても Chrome ブラウザを使い際限なく Youtube 視聴をしてしまったり、子供の友人が勝手にロック画面からカメラを起動して街中で動画を撮影するといったような子供あるある問題が表面化してきたので対策を考えていたところ、Google が「ファミリーリンク」という制御アプリを日本向けにリリースしたので導入してみました。環境は前回同様、子供の端末に Huawei SIMフリースマートフォン P8 lite に 0 SIM を利用します。

まず現在年齢を詐称して登録していた子供の端末のアカウントのデータをバックアップしました。
$ adb backup -f backup_20180604.ab -all -nosystem -apk -obb

次にこの端末に親管理者となる自分のアカウントを追加し Google ファミリーリンクのアプリをインストールして進むのかと思いきや、別端末から管理する必要がある事が分かりました。公式の文書には「〜の端末」や「〜の Android」と言った記述がなく分かり難い事半端ありませんでした。

気を取り直して子供の端末を初期化し、自分の端末(iOS と Android 共)にも Google ファミリーリンクのアプリをインストールし、子供のアカウントを正しく再取得した後に2台並べて設定、Chrome のフィルタで youtube.com ドメインの追加、アプリ管理、位置情報、その他からフォト共有をオフにし、1日の利用上限とおやすみ時間を指定して無事完了しました。

次に上部スワイプからショートカットで Wi-Fi をオフにしてデータ通信での挙動を確認してみたのですが、先のアプリの管理で「端末管理」と「EMUI」をブロックすると「設定>データ通信量の管理」の項目が非表示になってしまう事が分かったので、一旦許可済みにして「ネットワーク通信を行うアプリ」と「1ヶ月の利用可能なデータ通信量」の設置を行いました。

そしてネットワーク通信を行うアプリを観測してみたところ、10085 というアプリが位置情報を取得する際に必要な事が判明したので「ネットワーク通信を行うアプリ>システムアプリ」でモバイルデータのチェックを入れてみたのですが、Google ファミリーリンクのアプリにある他の設定を変更する事ができませんでした。

もう一度設定画面を確認してみると、10085 前後に存在している 10008, 10012, 10014, 10017, 10026, 10029, 10031, 10032, 10045, 10050, 10058, 10064, 10070, 10074, 10080, 10081, そして 10086 という多数の怪しい名称のアプリが関係しているだろうと推測して全てにチェックを入れるとうまく動きました。

それぞれのアプリがどの設定に関連するのか調べるのは面倒だったので放置していますが、 10032 をオフにする際「モバイルデータ通信の無効化」というタイトルのダイアログを表示し「MMS メッセージの送受信」が不可能になる旨の警告をしていました。結構な数のアプリなので通信量が若干心配なのですが、幸運にも 6.0(Marshmallow)端末で対応できましたし、フィルタリングや時間制限など MacOS に近い制御が可能だという事で、iPhone SE2 が出たらどうなるか分からないところ、暫くこれで運用してみようと思います。

参考:

投稿者: hkitago

個人事業主でウェブと iOS, Android アプリの開発者で一児の父親。JavaScript, ActionScript, AppleScript, PHP, SQL, ObjC, Swift, Java の読書実行試験運用管理を生業とし、Bind, Postfix, Apache を MacOS で使い、エディタは Vi, mi, Kod, Smultron, TextWrangler を経て Coda, Xcode, Android Studio といった IDE と CotEditor を重用しています。